乳がんの再発を見つけるための検査まとめ

どのようながんにも再発のリスクがあります。特に乳がんは、初回治療から10年間は再発の可能性がありますので、その間はしっかりとフォローアップ検診を受けるようにしましょう。

再発がんの早期発見は、どのようながんでも難しいのですが、乳がんの場合はセルフチェックが大きく役立ちます。また病院の検診でも、定期的な画像検査や視触診を受けることで早期発見につなげることが可能です。

ここでは、乳がんの再発を見つけるための検査についてまとめています。

乳がんの再発や転移は、心配しすぎないことも大切

乳がんの初回治療を受けた後、多くの患者さんが次に心配するのは「再発」です。手術でとり切れなかったがん細胞、もしくは既にリンパなどに転移したがん細胞が成長し、再び姿を現すことは確かにあります。

元と同じ部位、つまり乳がんであれば乳房に再発することを「局所再発」といいます。局所再発の場合は再手術も可能ですので、できるかぎり早く発見することが大切になります。

一方、リンパや血液に乗って離れた部位に再発することを「転移」といいます。

転移は早期発見が難しい上、発見できたとしても治療の選択肢が限られているため、患者さんにとっては非常に厳しい状態となるのが現実です。

逆にいうと、必要のない検査をあれこれ受けて心配しすぎるよりも、気を楽にして、自分らしく毎日を充実させたほうがいいということでもあります。

もちろん医師の指示にしたがってフォローアップ検診を受けることは大切ですが、あまり再発転移を気にしすぎて、毎日を鬱々と過ごしてしまうと、ストレスで体の免疫力を低下させてしまうことにもなります。

悩みは尽きないとは思いますが、できるだけ前向きにのびのびと毎日を過ごしていきましょう。

乳がんの再発を見つけるための検査一覧

乳がんの再発を見つけるために行なわれるのは、以下のような検査です。

乳がんの再発を見つけるための検査一覧
検査 推奨される頻度
問診と視触診 手術後1〜3年目…3〜6カ月ごと
手術後4〜5年目…6〜12カ月ごと
手術後6年目以降…年1回
マンモグラフィ 年1回
血液検査や各種画像検査 気になる症状がある場合に、必要に応じて

乳がんは、術後10年間は経過をみる必要がある病気ですが、もっとも再発が多いのは他のがんと同じく、術後3年以内です。ですからこの間は3〜6ヵ月ごとに病院を受診し、検査を受ける必要があります。

その後は半年に1回、年に1回というように間隔を空けていき、最終的には年に1回の検査を受けます。10年間何もなければ、ひとまず再発のリスクはほぼゼロに近くなったと判断されます。

乳がんの再発を見つける検査〜問診と視触診

乳がんのフォローアップ検診に欠かせない検査が、問診と視触診です。術後、変わったことはないかを医師が確認し、残った乳房の視触診も行ないます。

部分切除で温存した乳房はもちろん、がんにならなかったほうの乳房にもがんができる可能性がありますので、術後も視触診は非常に重要です。再びしこりがあれば、再発を疑います。

乳がんの再発を見つける検査〜マンモグラフィ

マンモグラフィも、乳がんの局所再発を発見するために役立つ検査です。小さなしこりや石灰化を早期に発見することで、必要に応じて再手術を受けることができます。

ちなみに、マンモグラフィと合わせて行なわれることの多いエコー検査も、フォローアップ検診として実施する病院が多くみられます。

血液検査(腫瘍マーカー)は、必要に応じて実施される

乳がんの手術後には、再発の目安を得る目的で腫瘍マーカーという血液検査が行なわれることがあります。

腫瘍マーカーとは、がん細胞ができると血中に増える物質のことで、これを血液検査で調べます。

がんのスクリーニング検査としてはやや確実性に欠けるのですが、治療後に治療効果を確認するために広く用いられています。

乳がんではCA15-3、CEA、NCC-ST-439などの腫瘍マーカーがよく使われています。

ただし腫瘍マーカーは別の病気でも高い数値を示すことがありますし、腫瘍がまだ小さいうちは陰性になることも少なくありません。ですから、これだけで乳がんの再発を見つけることは困難です。

そのため、あくまで補助的に行なわれる検査ではありますが、もしも治療後の腫瘍マーカーで数値が上昇した場合は、慎重に経過を観察することができるため、実際には多くの病院でフォローアップ検診として実施されています。

数値の上下に一喜一憂することなく、他の検査と合わせて再発リスクを評価することが大切です。

その他の画像検査は、「症状が出た時に」が原則

乳がんの再発を発見するための画像検査としては、マンモグラフィが有効です。それ以外の、たとえばCTやMRI、エコーなどの画像検査は、基本的に「症状がないうちはあまり役に立たない」と考えられています。

局所再発であれば、マンモグラフィで十分に発見できるからです。

患者さんにとってもっとも気になるのは転移ですが、これについては早期発見するのが難しいという現実があります。

たとえがん細胞がリンパや血管を通して運ばれていたとしても、転移先に病巣として現れてくるのはある程度成長してからですので、その前に発見することは困難なのです。

ですから転移をむやみに恐れるよりも、初期治療でがん細胞をできるだけ叩いておくことが重要になります。手術後に薬物療法や放射線療法を行なうのも、がん細胞を取り残さないようにするためです。

これまでの日本では、再発・転移を早期発見するためにさまざまな検査が行なわれていましたが、最近では「色々な検査をしても生存率の向上にはつながらない」ことが分かったため、患者さんの負担を減らすためにも、必要最小限の検査にとどめるようになってきました。

治療後は、定期的に残った乳房のセルフチェックをしつつ、気持ちを楽にして毎日を充実させて過ごすようにしましょう。

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