乳がんの検査とメリットデメリット

乳がんを早期発見するためには、定期検診を受けることが何より大切です。

乳がん検診では、主に「マンモグラフィ検査(乳房X線検査)」と、「エコー(超音波)検査」が行なわれます。

それらの検査で乳がんの疑いがあると判断された場合は、組織の一部を採取して顕微鏡で調べる「生検」が行なわれることが一般的です。

これらの検査は、乳がんを見つけるために大きく役立ちますが、一方で検査時に痛みがあることや、検出できる病変に限界があるなど、いくつかの問題点もあります。

マンモグラフィ検査とエコー検査、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介しましょう。

乳がんの「マンモグラフィ検査」のメリットとデメリット

マンモグラフィ検査は、乳がん検診として国内でもっとも広く行なわれている検査です。各自治体でも、40歳以上の女性を対象に、2年に1度の間隔で実施されています。

マンモグラフィ検査のメリット

1.準備の必要なく、簡単に受けられる!

マンモグラフィ検査は、乳房のX線撮影ですので、事前の準備は特に必要ありません。検査にかかる時間も10分〜15分程度です。そのため、多くの人を対象としたスクリーニング検査として非常に有効とされています。

2.小さなしこりや「石灰化」を見つけやすい!

マンモグラフィ検査では、X線を使って乳房の中の様子を撮影します。小さなしこりや、乳がんの初期症状である「石灰化」(乳腺にカルシウムが付着した状態)を高い確率で発見できる点が一番のメリットです。

3.40歳以上の女性の「乳がん死亡率減少効果」が認められている!

マンモグラフィ検査は、「乳がんの死亡率減少効果がある」と国が認めている検査です。特に40歳以上の女性に対して有効であるとされています。

マンモグラフィ検査のデメリット

1.検査時に痛みを感じることがある!

マンモグラフィ検査では、アクリル板で乳房を平たくつぶした状態で撮影するため、圧迫による痛みを感じることがあります。

なるべく痛みを少なくするためにも、生理が終わった後など、胸が張っていない時期に検査を受けるようにしましょう。

2.放射線の被ばくがある

マンモグラフィ検査ではX線を使いますので、多少の医療被ばくは避けられません。

とはいえ、その線量は日本からアメリカやヨーロッパへ飛行機で行く時とほぼ同じか、それ以下といわれていますので、ほとんど心配はないレベルです。

ただし、必要もないのに何度も検査を受けたりしないように気を付けましょう。

3.閉経前の女性では、しこりを見逃しやすい

マンモグラフィ検査では、しこりや石灰化している部分が白く写し出されます。一方、乳腺自体も白く写るため、まだ乳腺の発達している若い女性の場合、乳腺に隠れて乳がんが見逃されてしまう可能性があります。

ですから閉経前の女性は、マンモグラフィと合わせてエコー検査も受けるようにしてください。

乳がんの「エコー検査」のメリットとデメリット

エコー検査は、超音波を使った検査です。マンモグラフィと合わせて、多くの病院で乳がんのスクリーニング検査として実施されています。

エコー検査のメリット

1.簡単に受けられる!

エコー検査もマンモグラフィと同様、事前の準備をする必要なく、すぐに受けられる検査です。医療用のジェルを胸に塗り、超音波を出す「プローブ」という器具をすべらせながら乳房の中を撮影します。

2.放射線被ばくがない!

エコー検査は超音波を使いますので、マンモグラフィと違って被ばくの心配がありません。妊婦さんでも安心して受けられる検査です。

3.閉経前の女性でも乳がんを見つけやすい!

エコー検査ではマンモグラフィとは異なり、乳腺は白く、しこりは黒く写し出されます。そのため、まだ若くて乳腺の発達している閉経前の女性でも、病変を検出しやすい点が最大のメリットです。

エコー検査のデメリット

1.単独での「乳がん死亡率減少効果」は認められていない

エコー検査はマンモグラフィ検査と違い、「乳がん死亡率を減少させる」という明らかな効果はまだ確認されていません。

あくまでマンモグラフィと併用して受けることで、乳がん発見率を上げる検査として位置づけられています。

若い女性も、なるべくエコーとマンモグラフィのどちらも受けるようにしましょう。

2.小さな石灰化は写し出しにくい

エコー検査は、良性・悪性問わず「しこり」を見つけるのは得意ですが、乳がんの初期症状である乳腺の石灰化を小さな段階で検出するのは不得意です。

マンモグラフィと併用したほうがいいのも、こうした理由からなのです。

3.機械の精度や、技師の技量に左右される!?

一般的に、乳がんのエコー検査は医師ではなく、「臨床検査技師」というスタッフが担当するケースが多くみられます。

技師がおおよその所見(検査の結果)をつけて、なるべく写りのいい画像を提供し、それをもとに医師が診断するという流れになりますので、マンモグラフィと比べて技師の経験や技量が関わってくる点がデメリットといえるかもしれません。

またエコー検査は、機械によって描出の精度が異なるため、古い機械ですと病変を見逃してしまう可能性が高くなります。なるべく新しい機械を備えている病院を選ぶようにすると安心です。

このように、マンモグラフィ検査にもエコー検査にも、それぞれメリットとデメリットがあります。

しかし2つ合わせて受けることで、乳がんの発見率は80〜90%にもなるといわれますので、ぜひどちらも受けるようにしましょう。

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