乳がん検診で行われることと重要性

乳がんを早く発見するために、ぜひとも受けたいのが「乳がん検診」です。しかし、まだ一度も受けたことのない女性は特に、「どんなことをされるんだろう」と不安になると思います。

乳がん検診で行なわれるのは、年齢や希望などにもよりますが、主に「医師による視触診・マンモグラフィ検査・エコー検査」の3つです。

それぞれに行なうべき理由があり、すべて合わせて受けることで乳がんの発見率も上がります。

ここでは、一つひとつの検査の詳しい内容と、その重要性についてご紹介していきます。

乳がんの可能性を疑うための「視触診」

視触診は、最初に診察室で行なわれることの多い検査です。医師が乳房の形に変化がないかどうかを見たり、乳腺やワキ下のリンパ節などに触れたりして、しこりの有無をチェックします。

視触診の重要性

乳がんの場合、セルフチェックが大きく役立つように、乳房の見た目や感触は非常に重要な情報となります。

視触診だけで乳がんの診断ができるわけではありませんが、「乳がんの可能性を疑う」ためには非常に役立つ検査なのです。

特に経験の豊富な医師の場合、触れただけでしこりが良性か悪性かの見当をつけることもできるといわれます。

ただし、視触診は医師の腕に左右される上、海外では行なわない国も多いなどの理由から、最近では日本でも必ずしも推奨されるものではなくなりつつあります。

乳がん検診になくてはならない「マンモグラフィ検査」

乳がん検診の中でも、もっとも重要なのがマンモグラフィ検査です。X線を使って、乳房の中の様子を写し出します。

マンモグラフィ検査の流れ

検査着に着替えて行ないます。上半身裸になり、放射線技師さんの指示にしたがってアクリル板で乳房をはさみながら、片方2枚ずつ、計4枚の写真を撮影します。

ワキ下のリンパ節まで確認できるよう、ワキのほうのお肉まで一緒にはさむ上、なるべく胸を平らにつぶして撮影する必要があるため、痛みを感じる人も多い検査です。

ただし撮影自体は数秒で終わりますので、がんばって乗り切りましょう。

月経が終わった後の、なるべく胸の張っていない時期に検査を受けるのがおすすめです。

マンモグラフィ検査の重要性

マンモグラフィ検査は、現在、国が「乳がん死亡率を減少させる効果がある」と認めている唯一の検査です。

マンモグラフィで撮った画像には、視触診では分からなかった小さなしこりや、乳管にカルシウムが付着して「石灰化」したものが白く写し出されます。これらは乳がんのリスクを示す重要な情報です。

ただし、乳腺自体も白っぽく写るため、まだ乳腺の発達している若い女性は特に、乳腺の陰に隠れて病変が見逃されてしまうことがあります。そのため閉経前の女性には、「エコー検査」との併用が推奨されています。

いずれにせよ、マンモグラフィ検査は乳がんのスクリーニングとしてなくてはならない検査です。

自治体では、乳腺が退化し始める40歳以上の女性を対象に検診を行なっていますが、できればリスクが上がる30代半ばごろから受け始めることをおすすめします。

マンモグラフィとの併用で発見率が上がる「エコー検査」

エコー検査は、超音波を使った検査です。マンモグラフィと違って放射線の被ばくがないため、妊娠中の女性も安心して受けることができます。

エコー検査の流れ

多くはマンモグラフィ検査と合わせて受けることになります。暗くした部屋で、臨床検査技師さんが胸に医療用のジェルを塗り、その上から「プローブ」という器具をすべらせて撮影を行ないます。

妊婦さんが受ける、おなかのエコー検査と同じ要領です。

そこで撮影された画像と、技師さんの所見をもとに、医師が乳がんの診断をします。

エコー検査の重要性

エコー検査は、「乳腺の発達している若い女性の乳がんは見つけにくい」という、マンモグラフィの欠点を補う検査です。

エコー検査で得られる画像では、乳腺は白く、しこりは黒く写し出されますので、乳腺の邪魔になることなくしこりを検出できます。ですから閉経前の若い女性には特に推奨されている検査です。

また年齢に関わらず、アジア女性は、乳腺がひしめき合っている「高濃度乳腺」の人が多いといわれます。

ですから、特に日本ではマンモグラフィと合わせてエコーも併用することが効果的とみなされているのです。

一方で、エコー検査はマンモグラフィと違って、「小さな石灰化は見つけにくい」というデメリットもありますので、必ずどちらも受けるようにしましょう。

このように、乳がん検診では必要に応じて「医師の視触診」が行なわれ、続けて「マンモグラフィ検査」と「エコー検査」の2つを受ける、という流れになります。

結果はほとんどの場合、検査が終了した後すぐに診察室で聞くことが可能です。

マンモグラフィもエコーも、単独での乳がん発見率はどちらも同じぐらいで、およそ70〜80%といわれます。しかし2つを併用すると発見率は1.5倍に上がり、90%近い確率で乳がんを発見できるようになります。

乳がんは、早期発見できれば治る可能性が十分にある病気です。できれば乳がんリスクの上がる35歳ごろから、遅くとも40歳からは必ず年に1度の乳がん検診を受けるようにしましょう。

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