乳がんの代表的な自覚症状

乳がんは、がんの中では比較的早期発見しやすいといわれています。それは、初期のころからいくつかの自覚症状が出るからです。

特に代表的なのは「胸のしこり」で、多くの患者さんに発生します。1センチ程度になると、自分の指で触れても分かるようになりますので、セルフチェックでも早期発見することが可能です。

他には、皮膚の赤みや凹みが出る場合があるほか、進行するとワキの下のリンパ節の腫れなどを自覚できることもあります。

乳がんの代表的な自覚症状を正しく知り、早期発見に役立てていきましょう。

乳がんのもっとも特徴的な自覚症状は「胸のしこり」

他の多くのがんと異なり、乳がんには「胸のしこり」という分かりやすい自覚症状があります。早めに気づければ、まだがんが小さいうちに治療することが可能です。

ただし、しこりがあるからといってすべてのケースが乳がんであるとは限りません。乳腺症や乳腺炎、線維腺腫などの良性疾患でもしこりができる場合があるからです。

一般的に、乳がんのしこりには以下のような特徴があるといわれています。

しこりが硬い

乳がんのしこりはゴツゴツと硬く、押しても形が変わりにくい性質があります。

しこりが動かない

乳がんのしこりは張り付いたような感じで、動きにくい点も特徴です。指で触れてコロコロ動くようなしこりは、良性疾患の可能性があります。

痛みをともなわない

乳がんのしこりは、特に痛みを感じないことが一般的です。ただし個人差があり、中には痛みを感じたという患者さんもいます。

いずれにしても自己判断で片付けるのは危険ですから、胸にしこりを感じた場合はなるべく早めに乳腺外科を受診し、検査を受けることが大切です。

また、タレントの北斗晶さんのように、乳首の真下にできたような乳がんでは、しこりができても気づかないことがあります。ですからしこりがなくても、定期的に乳がん検診を受けるようにしましょう。

乳房のエクボをはじめとする皮膚の変化

乳がんでは、しこりのほかに、皮膚の異常も症状として表れる場合があります。たとえばエクボのような凹みや、ひきつれ、乳頭まわりの湿疹やただれなどです。

また左右の胸のバランスにも気を付ける必要があります。乳がんができたほうの乳房のサイズが変化したり、乳首の向きがおかしくなったりすることがあるからです。

前述したタレントの北斗晶さんも、初期のころに「右側の乳首だけ向きがおかしい」と感じたことがある、と振り返っています。

特に、乳房の皮膚が赤みを帯びたり、痛みや熱をともなったりする場合は「炎症性乳がん」のリスクがありますので、早めの受診が大切です。

炎症性乳がんは、乳がん全体の1%程度という珍しいがんで、しこりではなく、リンパ管の炎症による症状が中心となります。乳腺炎と間違えやすいため、詳しく検査をして原因を特定するようにしましょう。

また、乳頭や乳輪の周辺にただれをともなう湿疹ができた場合、「乳房パジェット病」という乳がんの一種である可能性があります。

こちらも乳がん全体の1〜2%と、珍しいタイプですが、皮膚病と間違えやすいため注意が必要です。

乳頭からの分泌物も、乳がんの症状のひとつ

乳がんの自覚症状に、乳頭からの分泌物があります。特に血が混ざったような色の分泌液が出た場合は、乳がんの可能性も考えて早めに検査を受けたいところです。

下着に付着している場合は分かりやすいですが、そうでない人も、月に1度のセルフチェックの際に乳頭を軽くつまんでみて、分泌液が出ないかどうかを確認してみることをおすすめします。

ワキ下のしこりや腕のしびれなどの、リンパ節転移による症状

他の多くのがんと同じく、乳がんも進行すると近くのリンパ節に転移することがあります。

乳がんがもっとも転移しやすいリンパ節は、ワキの下のリンパ節(腋窩リンパ節)です。また、胸骨の近くの「内胸リンパ節」や、鎖骨の上のリンパ節にも転移することがあります。

乳がんがリンパ節転移すると、ワキの下にしこりができたり、リンパの流れが悪くなることで腕にしびれやむくみが出たりすることがあります。

リンパ節転移している場合は、それ以上遠くのリンパ節に広がる前に治療するためにも、早急に受診することが大切です。

遠隔転移している「ステージW」の乳がんの症状

上記でご紹介したような症状は、いずれも比較的早期に表れる、乳房もしくは乳房周辺の症状になります。

しかしさらに乳がんが進行すると、血液やリンパに乗って遠く離れた部位に転移し、胸以外の症状が出ることがあります。

乳がんが遠隔転移しやすい臓器としては、肺・肝臓・骨・脳などが代表的です。たとえば肺に転移した場合は、がんこに続く咳や息切れ、血痰などの症状が出ます。

肝臓は症状が出にくい臓器ですので、転移しても初期のころはほとんど症状がありませんが、進行すると腹部膨満感や食欲減退、倦怠感や黄疸(白目や尿、皮膚の色などが黄色っぽくなる状態)などの症状が出てきます。

骨転移した場合は、その骨がもろくなるため、少しの刺激で折れてしまう「病的骨折」が起こりやすくなります。また、肩や背中、腰などが持続的に痛くなることもあります。

脳転移の症状は、転移した部位によりさまざまです。頭痛や吐き気などを中心として、言語障害や運動障害、記憶障害、人格の変化など多様な症状が考えられます。

遠隔転移したステージWの乳がんでは、基本的に手術は行なわれず、ホルモン治療や抗がん剤などが中心となります。

最近は薬の進歩によって、ステージWでも長く生きられる患者さんも増えていますが、根治が難しいのは事実です。

ここまで病気が進行する前に、乳房や乳房周辺の症状を見逃さず、早めに受診するようにしましょう。

乳がん治療はがん保険で備えるとさらに安心!

乳がんは先進医療に指定されている重粒子線治療や陽子線治療などの適用があり、1回300万円以上しますので特にがん保険の必要性が高いがんです。

がん保険はがんになってからでは加入できませんので治療費が心配な方は、がんになる前に一度資料請求をして検討してみるとよいでしょう。

FPが選ぶおすすめがん保険人気ランキングの1位と2位

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ページの一番上へ
サイトのTOPページへ